通常、CentOSでシステムの更新を行う場合は下記のように更新コマンドを打つことになります。
# yum update
しかし、Windowsのように自動で行いたい場合は如何したらいいでしょうか?
cronに更新コマンドを設定するのもよいですが、もっといいものがあります。
”yum-cron”というモジュールがあります。
インストールと設定は以下の通り
インストール
# yum install yum-cron
設定ファイルは etc/sysconfig/yum-cron にあります。
最低限設定すべきなのは
# 初期設定では no になっているが、自動更新まではしないので あればyes にする。 CHECK_ONLY=yes # パッケージのダウンロードまでしておくと適用作業の時間を短縮できる。 DOWNLOAD_ONLY=yes # メールの通知先 MAILTO=root
設定が終わったら起動と自動起動の設定
# chkconfig yum-cron on # service yum-cron start
これで、深夜に更新をチェックしてくれます。
CHECK_ONLY=yes の場合は更新するファイルがあるかどうかだけをメールで通知することになりますので、更新コマンドは手動で行う必要があります。
更新したことで不具合が出る場合があるので、絶対止まってほしくないというサーバーの場合は通知だけにして更新は手動の方がいいかもしれません。