駆け出しエンジニアの皆さん。ポートフォリオ作成頑張ってますか?
今回は、ポートフォリオ作成で他人より一歩先に行ける?アイディアを語ってみたいと思います。
プログラミングスクールや独学でプログラミングを学んだ業界未経験の方が受託開発、自社開発などの会社に入ろうとする場合、いまはポートフォリオを作ってアピールするのが一般的なのだそうです。
具体的に何を作るかというと、実際に学習した内容を使ってプログラムだったりWebサイトを作成するというのが主流のようです。
ですが、実際採用を担当している方から見れば、スクールのカリキュラムに沿った似たようなアプリばかり見せられてうんざりという状態だそうです。
プログラミングスクール出身者は採用しないと宣言しているような企業もあるようです。
せっかく作ったのに、採用担当者が見てもくれないというのはかなり悲しいですよね?
こういったことを避けるいくつかのアイディアを考えましたのでご紹介します。
プログラミング以外をアピールする
方法の一つとして、プログラミング以外のこともアピールしましょう。
ちょっと何言ってるかわからない
そう思われて当然ですが、プログラマの仕事はプログラミングだけではありません。
アプリケーションを作るには、まず仕様書や設計書が必要です。仕様書は、クライアントとプログラマの認識を合わせ、クライアントの希望に合ったものを作るための大事な文章で、これがなければ何も始まりません。
仕様書を作ろう
ポートフォリオ用のアプリでは、おそらく自分ひとりで作っているので仕様書のたぐいはつくっていないと思います。Twitterなどでポートフォリオ作成をしているかたのつぶやきを見ても、仕様書の作成について言及されている方は見かけませんでした。
仕様書にはレベル、段階があります。すべてを作る必要はないですが、上流工程のほう、たとえば要件定義書だけでもあると違うと思います。
仕様書の書き方はここでは触れませんが、ヒントとなりそうなサイトや書籍をあげておきます。
デザイナーや自社開発の場合
希望先が自社開発企業とか、Webデザイナーの場合は、企画書や提案書を作成するとよいと思います。
こういった資料は、面談などで自身の作った作品の、苦労した点や工夫したところなどをアピールする際にもつかえて非常に便利だと思います。
同じく、参考になりそうな書籍をあげておきます。
これらの資料を作るのに、Office製品が必要ですが、とりあえずはGoogleのドキュメントやスプレッドシートやスライドなどを使えばよいかなと思います。無料で簡単に共有もできますので便利です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここで挙げたような資料を作るのはちょっと面倒ではあります。作ったことがない人にとってはプログラミング以上に面倒な作業かもしれません。しかし、会社によってはこういった資料作成をしてくれる人材が欲しい場合もあります。もともとそういった資料作成をしていたような方にはチャンスかもしれません。
仕事のジャンルにもよりますが、資料作成をあまりしないというような業界もあります。
Web系といわれる分野は割とそういう方針でやっているところが多いかなと思います。私も、基本的に仕様書をがっつり書くことは少なく、プロジェクト管理ツールに直接課題を登録して管理している場合が多いかなと思います。それでも、
企画書
提案書
要件定義書
これらは最低限絶対必要なものなので、簡単なものでも作れるようになるとよいかなと思います。
しかし、最近はこういう言い方あまりしないようなんですが、制御系、オープン系、汎用系、組み込み系、と言われているような分野(とはいえポートフォリオを作る時点でWeb系開発志望だとはおもいますが)、会社のスタイルではSESや派遣では、あまり意味はないかもしれません。こういった業界は、上流工程の方でかなりしっかりと仕様書の作りこみが行われて、仕様書の通りに作成するというような働き方なので、未経験者が入る工程では仕様書を作成するということはあまりないと思います。
こういった手法が有効と思われるのは、特に自社開発企業やエンドユーザーに近い受託会社かなと思いますので、このような企業への就職をめざしている方はぜひ参考にしてみてください。これらの企業は比較的待遇や環境が良く、モダンな技術を使っている可能性が高く、キャリアを始めるうえでベストな選択となります。
ちなみに、ポートフォリオがWebアプリケーションの場合、大体はログインなどを行う必要があると思います。その場合は必ずサンプル用のIDを添付しましょう。
よくわからないものに会社のメールアドレスを登録するのは嫌ですし、何よりも面倒です。
サンプルIDがあるかでだいぶ変わると思います。なんでもそうですが、相手の立場に立ってどうしたら相手が喜ぶか、楽ができるかを考えましょう。
今は、不景気の影響もあり、失業や転職したいという方が多く、ライバルも多いので大変かと思いますが、良いものを作ればきっと見てもらえると思いますので、頑張ってください。