Windows/MacでDockerを使う3つの方法

docker logo

WindowsでDockerが使いたい
DockerってLinuxの技術にどっぷりつかっていていろいろめんどくさい。
Windows環境でDockerを使う方法を3つ紹介します。

Docker Desktop

まずはDocker Desktopです。
Docker Desktop

メリット
簡単(基本的にアプリをインストールするだけ)

デメリット
他の仮想化技術(VirtualBoxなど)と共存できない
直接インストールするので他にも未知の不具合が出るかも?
Windows10Pro以上のエディションじゃないと使えない(Homeはダメです)
※以前はダメだったようですが2020年5月以降のバージョンで使えるようになったようです

一番のデメリットはVirtualBoxが使えなくなることですね。これは致命的すぎるので基本これはなしかなーという感じです。

Docker Toolbox

2つ目はDocker Toolboxを使う方法
https://docs.docker.com/docker-for-windows/docker-toolbox/
ですが、なんとDeprecated。つまり非推奨になってしまっています。
これは、VirtualBoxの仮想環境上で動作するDockerになります。ホストの環境を汚さないという点で非常にいいツールだと思うのですが、非推奨ということだと今後サポートを打ち切られる可能性も高いので今から使うのはちょっと…という感じですね。

Amazon.co.jp: プログラマのためのDocker教科書 第2版 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化 eBook : WINGSプロジェクト阿佐 志保, 山田 祥寛: 本
Amazon.co.jp: プログラマのためのDocker教科書 第2版 インフラの基礎知識&コードによる環境構築の自動化 eBook : WINGSプロジェクト阿佐 志保, 山田 祥寛: 本

仮想化環境で適当なLinuxを入れてDockerをインストール

3つ目はUbuntuなりDebianなり適当なLinuxをVirtualBoxなどの仮想化環境構築してそこにDockerを入れて使うという方法です。
ホストの環境も汚れませんが、Linuxを別途インストールしないというけないというのは面倒ですね。
しかも、最近のFedora,CentOSなどRedhat系のディストリビューションでDockerが非推奨になりました。

第6章 コンテナーに関する主な変更点 | Red Hat Product Documentation
第6章 コンテナーに関する主な変更点 | Red Hat Documentation

RedHat系では、独自に開発したpodmanというDocker互換のアプリがあるようで、そちらを使うことになるようです。

Podman

ただ、podman自体は互換性がありますが、実際の運用ではDockerコマンド本体は使わずコンテナを管理するツール経由で使うことになるのですが、その管理ツールの方の互換性に問題があって、悩ましいところです。

結局Dockerってどうなの?

Docker自体は結構使われていて、いろいろな記事を見ますが、どれも初心者レベルな感じで本格的な運用で使っているという例があんまりないような気がしています。もちろん例えばAWSとかでもコンテナベースでアプリを管理することもできるので、使っている人もいるかとは思います。
Docker とは|AWS

ただ、最近のDocker外しの傾向が気になります。先に説明したRedhat系の非推奨以外にもKubernetesというコンテ管理ツールでも一部機能がDocker非推奨になるみたいな記事がありました。
参考記事
https://blog.inductor.me/entry/2020/12/03/144834
ただ、一部機能が非推奨になるだけで、使えなくなるということではないみたいです。

まぁ、すぐに使われなくなるみたいなことはなさそうなので、使えるように常に情報は更新しておいた方がよさそうですね。

Docker実践ガイド 第2版 impress top gearシリーズ | 古賀 政純 | 工学 | Kindleストア | Amazon
Amazonで古賀 政純のDocker実践ガイド 第2版 impress top gearシリーズ。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末で...
タイトルとURLをコピーしました