現在はフレームワークなしでWebアプリケーションを組むことは必須になっています。
どのフレームワークを使うべきかの参考の一つとして記事を書いてみました。
PHPのフレームワーク多すぎ問題
RubyはRails一択なのですが、PHPはあまりにも多くのフレームワークが乱立しています。
ということで2010年ごろから現在までのトレンドを検索回数で比較してみました。
まず、最初はCakePHPが圧倒的な人気を誇っていましたが、明らかな右肩下がりの傾向があります。
MVCフレームワークのタイプでは最強でした。続いてsymfonyも健闘していましたが、この時点ですでに右肩下がりでシェアも低い状態です。
やはり注目すべきはLaravelでしょう。グラフの最初ではまだ生まれていませんが、本格的に使われだした2015年ごろから徐々に増えてきて、それからたった1年でCakePHPを上回るほどになりました。
そして2020年現在では完全にLaravelが圧勝している形です。CakePHPと比較しても数倍の開きがあり、そのほかのフレームワークに関してはほぼゼロといってもいい状態になっています。
2020年下半期はグラフの低下がみられますが、CakePHPでも同じ傾向が見られます。よって、シェアの問題ではなく、コロナの影響による新規プロジェクトの停止で作業が減ったためと思われます。
ほかにもPHPフレームワークはありますが、CakePHP以上のシェアをもったものはなく、増加傾向もみられませんでした。
実際に使われているサイトはどちらが多いかは不明ですが、案件紹介サイトなどを見るとCakePHPからLaravelにリプレイスするというような案件もちょくちょく見かけることを考えると、多くの企業がCakePHPを見限って、Laravelに移行しているものと思われます。