何気なく選択しているレンサバだけど、実は運営しているサイトがレンサバ会社の規約違反に該当するかもしれないっていう話。
これからネットショップとかWebサービスを始めようとする方はご一読いただくとよいかと思います。
私は長らく、さくらインターネットのホスティングサービスを愛用してきたんですが、そこの規約?の禁止事項を見てびっくり。
スパム行為とか詐欺行為をしてサーバー止められるのは当たり前。当然。すぐ止めるべきです。
でも、問題はここ
以下、同サイトより引用
警視庁ウェブサイトや国民生活センターウェブサイト等にて、被害報告が寄せられる形態のサイトやコンテンツ (※3)
例1:パチンコ/パチスロの“打ち子”“モニター”“サクラ”の募集/斡旋
例2:SOHOワーク募集/斡旋
例3:パチンコ・パチスロ・競馬予想情報提供サービス、ネットワークビジネスのノウハウ販売等
まぁ、言いたいことはわからなくはない。そういった形態のサイトで、詐欺などが多いのは事実だと思う。
例として3つ挙げられているが、だがしかし、さくら、詐欺だったり業務妨害に当たる可能性があるからまぁあれだけど、SOHOワークの募集とか競馬の予想とかは、別に犯罪行為ではない。
それに、警視庁や国民生活センターで被害報告が寄せられる形態ってあるけど、そんなこと言ったら通販サイトとかもだめだよね?
例に挙げたサイトよりはるかに多くの被害報告があるはずです。でも、EC-CUBE(ネットショッピングのCMS)をクイックインストールできます!とか歌ってるんだよね。
掲示板とかの運営もだめだよね?例えば、昔2chとかで違法薬物の取引されたとかで問題になったことがあるよね。
突っ込み始めたらきりがない。あらゆるWebサービスが該当しかねません。
でもまぁ、問題があったサイトだけだろって普通は思いますよね?ということで、※3の部分を見てみると…
以下引用
※3:基本的にこれらの被害報告が発生するコンテンツに類するものは、運営実態の真偽に関わらず禁止いたします。
って、問答無用かいwww
うーん。私は今まで、顧客にさくらのレンサバ推してたけど、これを見ちゃった以上、今後はちょっとお勧めしかねますね。。。
因みに、某クラウドソーシングサイトはどこのサーバー使っているのか思って調べたら…
AWSでした。
察し。
でも、こんな記事見つけました・・・
個人と企業を結ぶクラウドソーシングの雄「Lancers」が、「さくらのVPS」を選んだ秘密に迫る!!
だいじょうぶ!?とめられちゃうかもしれないよ!
あと、エンジニアリング的な問題で
「さくらのレンタルサーバサービス」上でのCPUリソースを長時間専有する等によって、
他のユーザのサービス利用を阻害するプログラム等の運用
これはConoHaとかほかのVPSサービスでも同様です。
私も依然引っかかったことがあるのですが、単純によるバックアップを取っていて、そこでリソースを食いすぎて制限を食らいました。
まぁ、共有サービスだから仕方がないのは理解するんですが、問題はどの程度使ったらだめなのかっていうのがないんですよね。
アクセス数とか増えてきて、”まだ余裕あるから大丈夫だろう”を思っていると、急に制限を食らって動かなくなっちゃうんです。
どこまで使ったらだめなのか?が公開されていないので、予測を立てることができないのが大問題。
まぁ、さくら的には、そういうお客様は占有サーバー使ってくださいということなのだと思います。
ちなみに、業界1位のAWSはちゃーんとこの辺りが考えられています。
CPUチケットというようなポイントを一定期間ごとに配布して、その範囲内で使ってくださいということになっています。1チケットで1CPUを1時間100%で運用可能みたいな感じです。50%に制限をかけとけば、2時間使えますよってことですね。
当然チケットは別で購入することも可能で、どのぐらい使っているかというのも見れます。たぶんAPIもあるんじゃないかと思うので、頑張れば、AWS側で制限がかかる前に、自前で自動的にリソースを制限するような仕組みも作れるんじゃないかと思います。
それからこういう問題もあります
DDoS攻撃されたらそこで試合終了!? レンサバから利用停止を宣告される前にできる8つの対策
このサイトではGMOクラウドPublicでの話ですが、さくらでもConoHaでもほかのレンサバでも似たような話は上がってきています。
”DDos攻撃対策済みです”とか言っているサービスなのに、上記サイトのような対応をとる会社もあるので油断できません(笑)
このサイトでも述べている通り、サーバーは複数の会社のサービスである程度分散しておくなり、最悪すぐ引っ越せるような仕組みを確認・構築しておくべきだと思います。
バックアップも重要ですね。
昔、レンサバをバックアップごと消しちゃったサーバー会社がありました。
ほぼすべてのレンサバ屋の規約で、サーバーに置いたコンテンツは保証外であると、規約にちっちゃく書いてあります(笑)
サーバー会社なんか信用せずに、ちゃんとバックアップを”別のレンタルサーバー屋”のサーバーに置いておきましょう。