ディープラーニングがはやっているのは確かですが、世間一般では、どういったものが何とも言えないというのが現状です。
そんななか、こんなサイト見つけました。
DeepAnalytics
https://deepanalytics.jp/
ディープラーニングのコンテストを行っているサイトのようです。
サイトの説明によると
DeepAnalytics は、データを活用したい企業・行政とデータサイエンティストのためのデータコンテスト・プラットフォームです。
企業・行政は、課題と懸賞金を設定し、データを匿名化して DeepAnalytics に掲載します。
データサイエンティストは、掲載されたデータを分析し、コンテスト形式で分析モデルの精度を競い合います。
入賞したデータサイエンティストは懸賞金を獲得し、企業・行政は最高精度の分析モデルを得ることができます。
つまり、ディープラーニングの賞金、商品をかけたコンテストです。
コンテストを開催した企業は、賞金の金額で安価に高精度分析モデルを得ることができるというメリットがあります。
なかなか面白そうですね!
しかし。ちょっと、賞金安すぎやしませんかね?総額で100万ぐらい。
たとえば、現状でビッグデータの予測モデルの作成を外部業者に頼んだとして、作業内容や工数、専門性などを考慮したら、100万以上は軽くかかるような気がするんですが…。解析用にクラウドサービスをかりたら、それこそ月に数十万円かかりますからね。それを考えたら、タダでやらせてるに等しい。
純粋に学問ならともかく、権利は全部譲渡しろ!ともありますしね。
研究論文の発表とかもできない?まぁ、解析用のデータは非公開らしいので、第三者が検証できないとなると、このデータを利用した論文はあまり意味はなく、発表するなら何か別の課題でやるしかないのかも?
この辺りの、ソフトウェアの価値を理解していない感じが、日本のIT業界をダメにしているとも思えなくもないですね・・・。
とはいえ、単純に趣味でやっている人には、実践的ないい課題かもしれません。
ディープラーニングで一番こまるのが、ビッグデータの入手です。それも、ちゃんとラベル付けされた品質のいいデータ。
そういった意味では、腕試しで参加してみるのもわるくないかもしれませんね。
ちなみに、海外にも同じようなサイトがあるようです。
https://www.kaggle.com/
賞金はまちまちですが、日本のやつよりも高めで、中には$1,500,000とかとんでもないのもありますね。
国土安全保障省の脅威認識アルゴリズムの精度を向上・・・とかあるんで、アメリカ政府が出しているやつですね。
ざっと読んでみた限りでは、空港とかにあるボディースキャンの画像から危険物を検出する…らしいです。これは難しそう。
他にも不動産価格予測のやつもすごい金額です。こっちは何とかなる…かも?