どうも、ネットワークの調子がおかしい。
こういうものかなと思っていたが、100M契約なのに1M出ないこともあるので、徹底的に原因究明してみた。
同じようなことで困っている人のためにも、原因の切り分け方や業者への対応方法を公開して見ようと思います。
回線はフレッツ光+@niftyです。
原因の切り分け
試行回数を減らすために原因になりそうなものは極力排除。
wifiルーターとかも外して、モデムとPCだけ接続してみる
->やはり動作不安定。
NTTに電話してとりあえず変わりのモデムを送ってもらい、再度実験
ついでに不安要素をなくすため、ケーブル類も全とっかえ。
->やはり動作不安定。
->交換してもだめならモデムが原因ではなさそう
一般的なネットワーク検査ツールである、pingやtraceroute(Windowsではtracert)を使って複数のサーバー充ての調査をしてみる。
が、あまり有意な結果は得られなかった。
なんとなく、比較的近い、プロバイダ内のある特定のIPが他と比べて遅いことが多い。
他が6msなのにそこだけ25ms程度。だけどこれは許容範囲内?
モデムの管理画面を見てみたら
モデムの管理画面を見てみたら気になるものを発見
セキュリティーログは不正なパケットを破棄する機能だと思われる。
本当に攻撃だとしたらある程度はログには残るとは思うが、いくらなんでも多すぎる。
数秒で何十件ときているのは明らかに異常。
そして、IPを見てみると、今アクセスしている正規のIPのパケットが破棄されているように見える。
このルーターも壊れているのかと思ったが、交換前のルーターのログを見ても同じようなものがたくさんあるので、その可能性は低い気がする。
モデム(ルーター)はNTTのRV-S340SEというのを使っている。
廃棄[NAT]とか廃棄[SPI]をキーワードにネットを検索してたが、結構同じ状況になっている方が大勢いるのはわかったが
モデム交換したら治った
とか
あきらめてプロバイダ変えた
みたいなことしか書いないため、ほとんど役に立たなかった。
原因判明か?
最後の手段で、スニファーをインストールして流れているパケットの状態を直接確認することにした。
アプリはこちらのwiresharkを使用している。
結果がこちら
なんだか、盛大にエラーが出ている。
DupACKやRetransmissionはパケットロスが起きたときに再送を促すパケットらしい。
画像にはないがRST+ACKパケットもところどころにあった。
※RST+ACKは回復できないのでいったんシーケンスをやめてやり直し的な意味のようです。
何度か試してみたが、画像のはまだいいほうで、ログがほぼ異常パケットで埋め尽くされていることもあった。
また、接続先を変えても同様の結果だったので、接続先サーバーが混んでいたためたまたまということはまずありえない。
ちなみに、windowsではpathpingというpingと traceroute(Windowsではtracert)を組み合わせた、中継経路ごとのpingを行うツールがあるが、使ってみた。
pathping (調査先のアドレス)
接続先にはよるが、数%程度のロスが検知されることがあった。が、何回かやってみると結果がかわってします。
おそらく、たまたまそのタイミングで回線不調になっただけかもしれないので、回線が不調と思われる場合にはあまり役に立たないものと思われる。
プロバイダを変えてみる
プロバイダを変えてみるというのも手だが、テストのために契約するのは現実的ではない。
ということで、フレッツ情報サイト(むかしフレッツスクエアって言っていたやつ)にPPPoEで接続してみた。
こちらの方法で設定して
接続方法(フレッツ光を使っている人限定)
http://www.flets/にアクセスすると速度調査のリンクがあるのでこれで先ほどと同じようにログをとってみるとやはり、多少エラー率は低いものの同じような状態でした。
※通信時間が短いからエラーが少ないように見えているだと思われる。
NTTに連絡
なんとなく原因の切り分けができたので、業者に連絡することにする。
ということで、可能性が高いと思われるNTTに先に電話。
一応、経緯を説明したが理解していない様子。
とりあえず、人を派遣してもらうことにした。(有料)
一応プロバイダ(@nifty)にも連絡
こちらも経緯を説明したが、”回線が混んでるから”の一点張り。
障害のログがあるからエンジニアと話がしたいといっても全く受け付けてもらえず、有効な次のステップの提案もなかった。
正直、電話代の無駄だった。
まぁ、どこのプロバイダもこんなもんだと思いますが…。
とりあえずのまとめ…
まだ解決していません。解決時には必ずまたご報告したいと思います。
明日、調査に来てくれるので、とりあえずログなどを見せたいと思います。
ネットで調べるとこういう場合、けっこう解決しないことが多いようです。
完全に壊れて全くつながらないということなら良いのですが、中途半端に壊れた”不安定”な場合だとなかなか対応してもらえず、解決に時間がかかるようです。
じつは大昔、ADSLのころに回線がつながらなくなったことがあり、(集合住宅側の)終端装置リセットしたら治りました!で片づけられて結局、機器を交換してもらえるまで2度3度かかったことがあったので、今回は証拠を提示して徹底的にやろうと思います。
ひとまず、業者に言いたいことは、もっと技術的に対応できる人員をサポートに配置してほしいということ。
証拠を提示しようとしても見もしないので、”混んでるから”で逃げるのはさすがにひどすぎると思います。
あと、メールフォームで問い合わせようとしたら、OSの選択欄にWindows10どころかWindows8すら乗ってないほどの放置っぷり。
もう少しサポートにお金をかけてもいいんじゃないでしょうか?
ということで、今回はひとまず終了。